日々のあわい

ポエトリー:

「日々のあわい」

 

悲しむすべを知らぬ
日々のあわい
から生まれる
差出人不明の手紙が
あちこちから投函され
山となり
やがて光を放つ
あるいは崩れ落ちる

声なき声というものがあるなら
きっとそういうものかもしれないと
知らぬが仏
日々のあわい

誰にも見られぬ未知の空間
道ばた
側溝
日々のあわい

 

2026年7月