星空、または地中で ダンスする

ポエトリー:

「星空、または地中で ダンスする」

 

きっかけがうまくできない
つまり息つぎがうまくできない
だから泳げない
それがぼくの特性

階段を二時の方向へ
登る飛ばしに飛ばして
登る時には汗なんかかかないのに
内側から
滾るものなんてなんもないのに

ないですか?わたしたちの脳裏には
脳裏にべそをかくわたしがいて
ペソを払う
それはなんのお金ですか?
つまり、なんだ、その、授業料とでもいうか、、、

「教えた覚えはないですが」

「あのー、わたしは息つぎができないのですがー
 それをー、みちびいてくれたのはー
 あなた、あなたなんですー」

「そうですか
 じゃあおもいきってもらいますね
 あなたの身体ごと」

空に投げる
すると空とひとつになって
いや、地中にもぐってもいい
昨日の言葉や今日の言葉を携えて
なにしろ身体ごと深呼吸して

息つぎどころではなくなる
あなたは手足をかいて
矯正された姿勢から脱出して
ありがとうございますとペソを払う

きっかけはなんでもいい
ここではうまく息つぎができない
それがわたしたちの特性

暗い夜
生きる力
星空、または地中で ダンスする
そうやって生きる

 

2026年4月