ポエトリー:
「輝ける日々」
蓋を開けたら君が出てくるような
長閑な世界ではないんだね
きっと色んな人と握手をし過ぎて
手が痺れてしまったんだよ
太陽の日射しが東から
少しずつ生活のリズムを形作る
銀河の幼い君の心の部屋
2019年11月
ポエトリー:
「輝ける日々」
蓋を開けたら君が出てくるような
長閑な世界ではないんだね
きっと色んな人と握手をし過ぎて
手が痺れてしまったんだよ
太陽の日射しが東から
少しずつ生活のリズムを形作る
銀河の幼い君の心の部屋
2019年11月
ポエトリー:
「仲直りの調べ」
今ごろ
月明かりを浴びて
仲直りの調べ
奏でて
始まる
先ずは
喉から
手が出るほど
惜しいな
のどかな
声
でも
声にも
引き取れない
こだま
かたまり
こだわりは捨てて
異次元からの
空間を
熱っぽく
やり過ごす
秋
月明かりを浴びて
のどかな
道なりは
見たこともない足跡
これは
だれの?
まさか
わたしの?
わざとらしく
そちらを見やり
忘れ物を
届けに
ひた走る
ふりをする
行こう
月明かりを浴びて
仲直りの調べ
奏でて
わざとらしく
物音をたてるも
喜びや
悲しみは
まだ始まらず
ワカリアエ
ナケレバ
イケナイ
ワカラ
ナケレバ
イケナイ
道ばたに
咲いた
誰かが描いた
2020年7月
ポエトリー:
「私たちの音感は霧に包まれて」
私たちの音感は霧に包まれて
何気ない日常が今日も切り取れない
純粋な闇に飲まれて
今日もおはようが見えない
おはよう、
言ってみた
感覚を軽く削っても
少しも空は染まらない
いっそ時間を早送りすればと
逃げる心持ち
そこに見知らぬ人が立っていて
こんにちはと言ったら助けてくれるというリアル
私のこんにちははリアルかな
イヤホンは
夜に絡めてもゼロの付近を行ったり来たり
回線はより混乱し続け
今度はおやすみが言えない
10年ひと昔と言ってしまう心持ちが鼻持ちならない
体は備えている
君に会う準備を
それでも君がやめてと言ったらすぐにやめれる男でいたい
心と体が真っ直ぐに向かう先の音感は霧に包まれて
おそらく明日もおはようが言えない
2020年6月
俳句:
びゅうびゅうの雨風止んで蝉が泣く
…お粗末様でした
ポエトリー:
「なんだかさ」
なんだかさ
自分がつまらなくなる時は
缶ビールでも買ってうちに帰ろう
酔っ払っていい音楽を聴いたら
いい気分になって布団に入ろう
2017年5月
ポエトリー:
「漆黒」
もう少し簡単に言えないものか
この見慣れた景色は
本当はどこまで続いている?
丹念に記された命の乞い
漆黒なら何をしてもいいと
願いが静かに歪められる
一時間後の夜に矛先を向ける
2019年4月
ポエトリー:
「夜が朝に切り替わる」
実際、あなたの中にある
一途な声
太陽をめがけて
だらしなく弧を描き
ひどく緩慢な朝を迎えに
全体は
夜に裏打ちされし
絶望の壁
催涙ガスを吹いて
夜と通電す
夜面はおもむろに
唸り声を上げ
カスタアド色したあの人の面影
キャンパス一面に塗りたくるようにして
見知らぬ梢から梢
とばりからとばり
無責任に後を託す
夜に動きだす
動きだす列車が
そこかしこにせめぎ合い
蹂躙された新鮮な空気
物乞いをするように
お願いだから止めておくれ
スクロールしている
半永久的に
マグネット的な血の匂いが
半永久的にスクロールして
誰も気にしないまま
夜が朝に切り替わる
2019年5月
ポエトリー:
「昨日を乾かす」
君に手紙を出した
昨日にお世辞を言う
僕は優しいから
喉が痒い
君の汗
真下に落ちてった
当てずっぽうな光を浴びて
見事に育つ針葉樹
12時台
ガラガラの電車に写る人影
着替えは持たぬ
行き先は知れず
砂粒が
眩しくなるからと
ボールペンは太陽と共に走り
よからぬことを語りだす
観音様にお辞儀をし
邪悪なものが通り過ぎていく
家に帰って米3合を
大事に洗う
神聖な行いは
夜への入口
明日が近づき
それでも昨日が追い付かない
姿形は同じでも
似ても似つかぬ声音を
甘ったるく適度に潤して
それでも今日はまだ今日になっていない
ベランダの奥で
針葉樹はすくすく伸びる
今日もまた昨日を乾かす
汚れは目立たぬようにエプロンをして
夜を明かす
2018年10月
ポエトリー:
「ゆで卵の殻が綺麗に剥けたあかつきには」
ゆで卵の殻が綺麗に剥けたあかつきには
君の小窓にコツンと小石を当てて
きめ細かい絹のカーテン
波紋のように広がる
電熱器が暖かくするキッチンの
簡易な丸椅子横に並べて
大切な君の横顔におはようをする、ダンス
している気分で
今日も笑顔をキープして
狭い路地の向こう
仕事場へループする螺旋の
重い荷物を運ぶ舟
舳先は粗末な水飛沫浴び
柄にもなく栄養は二の次
その日の最高気温を記録する昼過ぎには
太陽の熱に柔らかくやられて
願わくば二階の小窓に写る
君の横顔を想いながら
僕の気分はより一層
一足も二足も先にハネムーンから帰った日の朝食
ゆで卵の殻を剥いても薄皮みたいにめくれない夢が頭の中の
キッチンの電熱器の上でグシャっとなる
2019年4月
ポエトリー:
「見当違い」
お日さまの加減が今日はあやしいので
正しさの加減を微調整した
俵型の小判を二枚手に入れた気分だった
人生にはか細いものが付いていて
あの子はサイコロには七があるような気がすると言っていた
洗濯機で花粉は取れるものと思っている
点滅信号機の点滅、
に合わせて彼女が踊るのを思い出して最後まで忘れずに思い出せればと思うこと自体が忘れること
現代詩に引っ張られている気分だった
お客様のご加減が今日はあやしいので
正しさの加減を半分に
警戒する静脈
あぁ今日はもう早く上がるべきだ
僕たちは一体何を冒涜しているのだろうか
心当たりは一切ないのに
もしかしたらあれが
湯上がりに風呂水を全部抜いてしまったのがよくなかったのか
ぱたーんが幾つかの形に変更をかけていた
今ごろ
全て見当違いだった
もちろん
僕にも間違いはあった