テイラー・スウィフトからのサプライズ!急遽、新作「フォークロア」をリリース!!

その他雑感:

テイラー・スウィフトからのサプライズ!
急遽、新作「フォークロア」をリリース!!

テイラー・スウィフトのアルバムがサプライズでリリースされましたね。こんな時だからと、逆に今できることを積極的にトライして楽しんでいく。さすがテイラーさん、ポジティブですねぇ。

なんでもほぼリモートで作られたとのこと。それだけでもちょっとした驚きなんですが主要プロデューサーがなんとThe National のアーロン・デスナー、しかもBon Iverのジャスティン・バーノンも参加していてボーカルをとっている曲もある!タイトルが「フォークロア」というのも気を引かれます。

アーロン・デスナーとジャスティン・バーノンのコンビと言えばビッグ・レッド・マシンですよね。2年前でしたか、二人のコラボ・アルバムが出たの。このアルバムは僕も大好きで、このブログにもレビュー書きましたけど、ホントに素晴らしくって、その二人が参加するとあっちゃこれはもう聴かずにはいられないです。

僕はテイラー・スウィフトの熱心なリスナーではなく、手元にあるのは彼女が大ブレイクした「フィアレス」だけ。ミーハーですね(笑)。これは結構聴きましたけどただその後はね、どんどんセレブ化していって音楽の方までがっつりメインストリームに浸かっていきましたから、僕の興味は薄れていったんですけど、ここに来ておやおや、っていう力強さを感じてます。というのもジョージ・フロイドさんの事件後、ブラック・ライブス・マター運動をテロ呼ばわりするトランプ大統領に対し、「次の選挙では必ず落選させる」と発言したんですね。あぁ、彼女はそういう一面もあるのだなと。そこへ来てこのコロナ禍にも負けない創作ですから、これは俄然彼女に興味が沸いてきました。

さっそく今はSportifyで聴いてますけど、かなり良いですね。元々透明感のある切ない声の持ち主ですから静謐なサウンドがよく似合います。彼女はやっぱアコースティックな感じがいいですね。まだちらっとしか聴けてませんが愛聴盤になりそうな予感満載です。

さすがに急なリリースのせいかSportifyにリリックまだ載ってません。それに日本国内盤が出るのはまだしばらく先になりそうですね。僕は英語力が頼りないのでいつも和訳が記載されてる国内盤を買うのですが、これも間違いなくそうなりそう。それまではSportifyで楽しみたいと思います。

それにしても今年の僕の購入履歴、女性アーティストの割合が多くなってます。へイリー・ウィリアムズにフィオナ・アップル(←やっと国内盤が出て購入しました)にフィービィー・ブリジャーズ。ハイムも良かったです。世の動きを見てもこういう時は女性の方が柔軟なのかもしれませんね。

エンターテイメントとは何なのか

その他雑感:

エンターテイメントとは何なのか

 

僕はフィクションに如何にリアリティーをもたらすかがエンターテイメントだと思っています。事実だけを知りたければニュースを見ればいいし、専門的な学術書を読めばいい。でも僕たちがエンターテイメントに期待するものはそうじゃないですよね。言葉では説明できない心に響く何かを求めているはずです。

例えば。このブログでも度々記事を書いている佐野元春さん。僕は十代の最後に彼の音楽に出会って、音楽がただの音楽ではなくなったんですね。でも佐野さんの音楽は僕の日常とはリンクしていなかった。当時夢中になって聴いていた『No Damage』や『Someday』というアルバムで描かれる80年代の東京という都市生活者の風景というのは90年代の南大阪の田舎に住む僕の生活とはかけ離れたものでした。それでも僕にはまるでこれは僕の歌だと思うぐらいのリアリティーがあった。それは何故か。簡単に言うとそこには僕の想像力を喚起するフィクションがあったからだと思うんです。リアリティーはなにも実際に起きたこととは限らない。僕はそう思います。

でもフィクションにリアリティーをもたらすことは非常に難しいことです。エンターテイメントというのは作り物です。その作り物にどれだけリアリティーをぶち込めるか。言ってみればそこが作者の腕の見せ所。そこにはそれぞれの経験や築き上げた技術、もちろんセンス等々、一朝一夕にはいかない固有のアプローチがあるのだと思います。

けれど場合によってはその過程をすっ飛ばすことが可能かもしれない。工期を短縮することが可能かもしれない。コスト、労力を考えると省けるものなら省きたいという気持ちも分からなくもない。しかしそれはエンターテイメントという大いなる作り物という視点からは少し逸脱するものであるような気がします。

過程は作り手の魂でもあるわけです。従ってそこをすっ飛ばして得た即席のリアリティーが人の心を揺さぶることができたとしても、それは非常に脆い、いささか無理のあるリアリティーではないか。テラスハウスに限らず今はそうした即席のエンターテイメントが溢れているような気がします。

けれども即席のエンターテイメント=悪しきものではないですよね。例えばジャンクフード、ファストファッション、Youtube等々。もう僕たちの生活や価値観に組み込まれたものです。誤解のないように言いますが、僕は即席のエンターテイメントも好きだし、むしろそうしたもので育ってきたと思っています。

ただ大事なことはジャンクフードはドレスコードが求められるレストランとは違うという認識です。ジャンクフードには昨日入った初心者でも十年勤めたベテランでも同じ品質のものを提供できるという利点を持っていますが、料理の世界で何年も修行をした職人が作る料理とは異なりますよね。いちいち考えないけど僕たちはちゃんと分けて考えている。理解している。

そこのところを履き違えなければ何の問題もないということ。しかし中にはドレスコードを装う即席のエンターテイメントがある。逆に僕たちの側が即席のエンターテイメントにドレスコードを求めてしまう場合がある。そこの勘違いしないように僕たちはちゃんと見極めなければならない。そういうことだと思います。

今回のコロナ禍で分かったようにエンターテイメントは僕たちにとって無くてはならない大切なものです。だからこそエンターテイメントとは何なのか、創作におけるリアリティーとは何なのかということを作り手も受け取る側も今一度よく考える必要があるのかもしれません。

マイノリティの笑い

その他雑感:
 
「マイノリティの笑い」
 
 
僕も志村けんを見てゲラゲラ笑った世代ですから、追悼番組とかやってるとつい見てしまうんですけど、志村けんは万人に愛されたコメディアンみたいな言い方をされるとちょっとんんん?ってなります。志村けんってそんなみんなに愛されてたっけ?
 
で思ったんですけど、志村けんってやっぱマイノリティーの笑いですよ。世間では馬鹿にされるような人、あるいは見向きもされないような人を演じて笑わせる。バカ殿も変なおじさんも震えっぱなしのおばあさんもよく考えりゃやばいです。
 
そういう表の世界では目を背けられがちな人にスポットライトを当てて、バカやって笑わせる。いや、笑わせるではなく、いかに笑われるかということを考えていたと本人も言ってますよね
 
あと下ネタも異常に多いでしょ。今どきゴールデンであんなに下ネタやってたの志村けんぐらいじゃないですか。しかも口から食べ物出たり汚いし(笑)。実は僕もバカ殿をうちの子供たちが見るのはちょっと警戒してしまうんですね、下ネタ多いから。 自分が子供の頃は涙を流して笑ってたくせに。
 
だからこの構図っていうのはとても面白くて、やたら下ネタが多いとか世間的には危ない人が沢山登場するってのは、もしかしたら常識とか正しいとされるものへの異議申し立てみたいな気分はあったんじゃないかと、ちょっと意識していたんじゃないかと想像してしまうんですね。みんなそんな変わらないでしょっていう。
 
NHK BS でやってた一見大人のコント・ドラマの「となりシムラ」とか「探偵佐平60才」も社会的にちゃんとしてそうなおじさんの下ネタ全開だったでしょ。そういう部分を敢えてひけらかすみたいな、大げさに言うと、タブーを表に出すっていうことを意識してたのかもしれないですよね。
 
だからやっぱりみんなに愛された笑いの人というまとめ方はちょっと違うと思うし、一部の人は眉をひそめる、そういうマイノリティーの笑いを大向こうを相手にしてやりきっていた人なんじゃないかと思います。
 
R.I.P

社会的な事柄に関与しようとしない日本のカルチャー

その他雑感:
 
社会的な事柄に関与しようとしない日本のカルチャー
 
 
ついにというかようやく緊急事態宣言が出されたのだが、昨日の仕事の帰り道、地元ではちょいと有名なアイスクリーム店の前ではいつもと変わらず多くの若者がたむろしていた。まぁ若者というのはふわふわとしているもの。総理大臣や専門家委員会が何を言おうと彼らはニュースなんざ見ないだろう。かくいう僕も若いころはそうだったし偉そうなことは言えない。
 
そこで一役立つのが有名芸能人。彼らが一言言えば効果テキメンだと思うがいかがでしょうか?それこそ海外ではまだこれほど大事になる前の初期の段階で、ビリー・アイリッシュやテイラー・スウィフトといった若者に発信力のあるアーティストが「家にいよう。自分を守るだけじゃなく、大切な人や他の人にうつさないために」みたいなメッセージをさかんに出していたし、日本人でも最近で言えば野球のダルビッシュやサッカーの香川などが素晴らしいメッセージを発している。
 
数年前のフジロックで音楽に政治を持ち込むな論争があったけど、芸術なんてのは社会と切っても切れない間柄なわけで、アーティストが社会的な事柄にコミットするのは当然だと思うんだけどなぁ。
 
あのアイドル事務所の人たちやあのダンス・ボーカル・グループの人たちや他にも沢山若い子に人気のバンドはありますから、そうした人たちがステイ・ホーム的なメッセージを発信すれば都知事が言う何百倍も効果があると思うんです。「みんな学校もなくて、自粛自粛でしんどいだろうけど頑張って」っていう優しい言葉だけでなく、主体的な言葉で社会的なメッセージを発してもらいたいなと。繋がろうとかはすぐ言うのになぁ。

藤浪選手の敏感力

野球のこと:

「藤浪選手の敏感力」

 

一応毎日マスクをして出社しています。これは予防もあるけど、人にうつさない為、これが一番大きいですね。新型コロナウィルスは陽性であっても症状が表に現れない場合があるので、知らないうちに人にうつしているかもしれない。今の状況を考えれば自分は大丈夫、ではなく自分はもうそうかもしれないと、認識を改めた方がいいかもしれませんね。

そこで。阪神タイガースの藤浪選手です。味覚と嗅覚が近頃おかしいということで自ら申告し、PCR検査の結果、陽性反応が出たとのことです。

新型コロナウィルスは味覚と嗅覚を感じなくなる。これだけこのウィルスが蔓延しているのにこの事を知っている人がどれだけいたでしょうか。恥ずかしながら僕は知りませんでした。要するに藤浪選手は自ら調べて知っていたということですね。

これは藤浪選手が普段からいかに自分の身体に気を配っているかということと、野球選手というのはある意味社会的責任を負うのだということをしっかりと自覚している、ということを表しているのだと思います。

僕は子供の頃から阪神タイガースのファンですが、最近はチームというより、選手一人一人を応援する気持ちの方が強いです。藤浪選手に対してはこの数年大変な苦労をされていますから、その気持ちが特に強いです。

最近は鈍感力なんて言葉があります。少々鈍感な方が物事は前に進むし、精神的にも健全でいられるのだと。確かにそうした一面もあるかもしれません。でも僕はそうした声に違和感があります。やっぱり鈍感な人は鈍感なままだし、敏感な人は敏感なままで、結局敏感な人が割りを食ってしまうのが世の中ですから。

敏感な人は無理に鈍感になる必要はないんですね。敏感なままでいいのだと思います。人が気にしない些細なことに気がつける、これははっきり言って利点です。僕も大阪弁で言うところの気にしぃですから、余計なことに気を揉んでしんどい思いをすることが沢山あります。けど何も気にしないで人に迷惑かけるよりよっぽどいいし、気にすることで少しずつでも階段を登っていけるのではと思っています。

藤浪選手は非常にデリケートな選手だと思います。だから彼に対してはもっと大雑把でいいよとか、あんまり深く考えるなよとか、精神的なアドバイスをする人が多いかもしれません。

でもきっと精神論ではないんですね。藤浪選手は普通の人以上に色々なことに気付いています。それに知らぬまに上手くいくようになったというのでは彼も納得しないのではないでしょうか。

これまでも色々なことに気付いた上でじゃあどうするんだと具体的な解決法をいくつかトライアルしてきたのだと思いますし、恐らく陽性反応が出た今も次は何をすべきかということを理知的に考えているのだと思います。

鈍感力なんてくそ食らえです(笑)。藤浪選手には今のまま、その素晴らしい敏感力で大活躍してほしいです。これからも応援したいと思います。

「~させていただく」が気になる

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「~させていただく」が気になる

 

先日、娘の付き添いでE-girlsのコンサートに行ったんですけど、彼女たちが「歌わさせていただく」やら「出演させていただく」やら事ある毎に「~させていただく」と発言するのは何に対してへりくだっているのかよく分かりませんでした。

これは観客に向けて話してかけているので、観客に対して「歌わさせていただく」と言っているでしょうか。いや、観客にそんな権限はないし観客の側も「歌わさせてあげている」という感覚は全くないと思われるので、彼女たちはいちいち主催者であるプロモーターや所属する事務所のお偉方に公の場を通じて「歌わさせていただく」とへりくだっているのか。ま、そういうことではないでしょう(笑)。

コンサートはですね、非常に良かったんですよ。うちの娘も若い十代の女の子を中心とするお客さんも非常に満足していたと思います。コンサートというのは距離が一気に縮まるんですね。距離がグッと縮まってまた好きになる。そういう効果があると思うんです。ところが事ある毎に「~させていただく」と表現するのは折角に縮まったそうした距離をわざわざ演者の方から遠ざけているような気がするんです。

いいんじゃないですか、そんなへりくだらなくても。もっと堂々とね、パフォーマーとして素晴らしい能力をお持ちなんですから自分の意志として「歌います」、「共演します」と宣言してほしいです。何かにおもんばかったような、ちょっとエクスキューズが働くような言い方はしないでよって。

娘に聞いたら、そんなこと娘に聞かないですけどね、もし聞いたらそんな風には感じないと答えると思うんですけど、でもこれは大人の視点としてね、彼女たちも十分な大人ですから、というより一流の歌い手でありダンサーであるわけですから、そういう意識は持ってほしいなぁと思いました。なんでそんなとこで変な気を使わなくちゃいけないんでしょうね?やな世の中です。

今、ライブを観に行きたい人シリーズ まとめ

その他雑感​:​
「今、ライブを観に行きたい人シリーズ まとめ」
 
 
今回、 ライブを観に行きたい人シリーズとして3名の方を紹介しましたが、先ず目に付くのはパフォーマーとしての存在感です。それも演出してどうこうというのではなく、自然な振る舞いとして表立ってくるものがある。曲を演奏するという行為がイコール表現になっているんですね。音楽というのは肉体的な動作も相まって表現されるものとすれば、そこを自発的に表現されている、自覚されているのだと思います。
 
プラス知的要素。それも色々あるでしょうが僕の場合は言葉がついつい気になりますから言葉に目が行きます。その点、折坂さんも中村さんもカネコさんも自分の体を通して出てきた言葉を持っているから聴き耳を立てさせるんですね、なんだなんだと。で言葉が強いから自然声も強くなる。言葉が前面に立つ、矢面に立っても負けないんです。
 
つまりそれはソングライティングに長けているということだと思います。 ライブを観に行きたい人シリーズとして話をしているので、ライブ表現の話が多くなりましたが、やっぱり最初に来るのは単純に曲がいいってことですね。
 
勿論音楽を作る時は慎重になるだろし、細かいところまで丁寧に作るというのはあると思うんですけど、ライブで表現する時っていうのはもうそこは無頓着なんですね多分。何も音源どおりにする必要はない。たった一度しかないその日の公演はその日の流れに任せてしまえばいいんだと。3人ともそういうスタイルなのではないかなと。
 
それが出来るってことはさっきの曲の話に戻りますけど、自分はこうなんだというオリジナルの表現を持っているからなんだと思います。借り物の表現ではなく、もちろんすべてがオリジナルということはあり得ないんですけど、自分はこうしたいというのがある。まぁ本来はそうでないと歌う必要ないわけですけど(笑)、そして今回ご紹介した方々はそれを表現出来る力量を持っているということなんだと思います。
 
ちなみに今回ご紹介した折坂さん、中村さん、カネコさんを僕が知ったのは、それぞれ紙媒体にYoutubeにラジオでした。それっぽい経路なのが面白いです。

今、ライブを観に行きたい人シリーズその③ カネコアヤノ

その他雑感:
「今、ライブを観に行きたい人シリーズその③ カネコアヤノ」  
 
カネコさんを知ったのはラジオです。たまたまですけど弾き語りで「かみつきたい」という曲を歌ってらっしゃるのを聞いて、弾き語りですから言葉がダイレクトに響いてきたんですね。そうすると、いい曲を歌おうとか人を励まそうとかそういった外側の部分が何ひとつ感じられなくて、あぁこの人は歌いたいことがあるんだなぁとそれだけが全面に来たんです。で、その潔さになんだなんだと興味を引かれたわけです。ですので僕がカネコさんを好きになったのは見た目からではありません。ラジオです。一応言っときます(笑)。
 
前述の折坂さんや中村佳穂さんは何と形容すればよいか分からない人たちでしたけど、カネコさんはもう完全にロックの人ですね。サウンドがどうとか以前の段階として立ち居振る舞いが完全にロックです。めちゃくちゃ格好いいです。チャーミングなルックスに目が行きがちですが野性的です。どんな感じかというと、とりあえずこちらをご覧ください。
 
 
普段はどんな方が知りませんが、インタビューなんかを聞いてると物静かな印象ですね。それがステージに立つと、ていうかギターを抱えるとスパークするんです。これですよこれ。逆に普段カッコつけてるくせに歌い出すとからっきしカッコ悪い人いるじゃないですか(笑)。でもカネコさんは恰好つけようとか演出云々ではなくナチュラルにスパークしちゃうんです。これはもうロック以外の何物でもないでしょ。
 
あとやっぱりバンドがいいです。スタジオで録音されたオリジナル・バージョンよりライブ・バージョンの方が圧倒的にいいです。多分同じメンツだと思うんですけど、こんなに違うかっていうぐらいダイナミズムが全然違います。ここは課題なのかもしれませんが、彼女の場合は2パターンあるってことで、これはこれでいいような気もします。
 
男だろうが女だろうが立ち居振る舞いが格好いいミュージシャンてそんなにいません。曲が格好いいってのはありますよ。単純にルックスがいいってのはありますよ。でも歌ってる姿が格好いいってあんまりいないんです。しかもちょっと意識してっていうのではなく、本人にその気がなくても、いや多分むしろそんなこと無頓着なのに自然と格好よくなってしまうっていう、そういうお方なのだと思います。
 
てことで僕がライブを観に行きたい人シリーズの最後を飾るにはネコアヤノさんです。

今、ライブを観に行きたい人シリーズその② 中村佳穂

その他雑感:

「今、ライブを観に行きたい人シリーズその② 中村佳穂」

中村佳穂さんを知ったのは昨年のフジロックでのYoutube中継で、中継と言ってもずっとは見てられませんから空いた時間にちょいちょい見る程度だったのですが、たまたま覗いて見た時に演奏されていたのが中村佳穂さんでした。

スマホの小さな画面だったのですが、一気に中村さんの世界に引き込まれまして、フジロックと言っても大体はながら見になるのですけど、もうこの時ばかりは食い入るように見て、勿論演奏も素晴らしかったんですけど、この方のパーソナリティーですね、ホントに開放的でフジロックの森の中のステージとの組み合わせとも相まってドンと心に響いたんです。

じゃあ中村さんのステージはどんなのかっていうと下にリンク貼っときます。この映像では太鼓を叩いていますが、本来はピアノを弾く人です。最近見た映像でこれが凄くよかったので先ずはこちらを。ちょっと長いですけど凄い展開になってますんで、最後まで見ていただけたらと。

偶然聴いたラジオでこの時のステージの話をされていて、今年はなんだ色んな楽器に挑戦する年にしたいんだとか。それでこういうことになったらしいです。途中、「最後やだな」とか「助けて」とかアドリブが入るのがいいでしょ?

ピアノの方は凄いスキルをお持ちです。もう体の一部って感じでして、イメージとしては自由奔放ですからジャズってことですかね。ただそこに至るまでに物凄く準備を整えていそうで、これは完全に僕の想像なのですが、完璧に近い準備をしてステージに立てばあとはもうその場次第。準備したものに囚われない。そんなイメージですね。

ですので例えて言うと矢野顕子さんということになるのでしょうが、そこは最近の方ですから、エレクトリカルとかヒップホップとかさっきの太鼓とか、もう色々な要素がごちゃ混ぜでフリー、ボーダレスです歌い方も含めて自由なんです。

てことでこの方のライブもやはり一度は観てみたいなと。むしろ観たいというより体験したいという言い方の方が近いような気はしますが、とはいえこの方もですね、もうすぐ来阪されるのですが、チケットはとっくにございません(笑)。やっぱり、大々的にブレイクしていなくても凄い人は人気があるのです。

今、ライブを観に行きたい人シリーズその① 折坂悠太

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「今、ライブを観に行きたい人シリーズその① 折坂悠太」

折坂さんのことはこのブログでも何回か取り上げたことがあるのですが、きっかけは某音楽誌の2018年邦楽部門の年間ベスト1に選ばれたことですね。気になってYoutubeを見たらもうたまげたのなんのって、早速そのアルバム『平成』を購入。世の中にはまだまだスゴイ才能をお持ちの方がいらっしゃいます

やっぱりこの方はですね、生で観ないと本当の素晴らしさは分からないのではないかなと。Youtubeでしか見たことがないので偉そうなことは言えませんが、ライブが圧倒的に素晴らしいんです。ちょうど僕が『平成』アルバムを買った頃にライブがありましたので、チケットを買おうとしたのですが、まぁほぼ即売に近い感じでして見事に撃沈しました(笑)。

昨年はテレビドラマの主題歌を歌っていましたから、現状、更にチケット入手が難しくなっているとは思うのですが、この春、3月23日大阪にお立ち寄りのこと。懲りずにチケットゲットにチャレンジしたところ見事にゲットできましてもう思いっ切り満喫しようかなと、今から楽しみでどうしようもございません。

 
折坂さんは弾き語りでも抜群に素晴らしいのですが、バンドも魅力ですね。ドラムというか太鼓の響きが結構独特で、パーカッションも入ってるんですかね。キーボード関係も特徴的で、なんていうか大正昭和期の日本歌謡とでもいうような感じですかね
 
極端にいうとチンドン屋さんみたいな、ま、実際そういう楽器編成ではないんですけど、イメージとしてね、日本のポップ音楽をJ-POPなんて言いますがそっちじゃなくて、どっちかって言うと戦前戦後の大衆歌謡の系譜のような、日本人の琴線に触れる音楽とは実はこういう感じじゃないかとでも言うようなイメージと言いますか、そういう和洋折衷なごちゃ混ぜ感がごちゃごちゃしたまんま提示される面白さがあるような気はします。
 
てことで今、僕がライブで観てみたい人と言えば先ずこの方折坂悠太さんですね