スズキコージ『チンチラカと大男』絵本原画展&作品展 感想

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スズキコージ『チンチラカと大男』絵本原画展&作品展

神戸はJR元町駅の近く、ギャラリー・ヴィーで開催中(2020/1/25~2020/2/16)のスズキコージさんの原画展へ行って参りました。

スズキコージさんのことはEテレ『日曜美術館』で知りまして、自由な絵なんですね、ホント、子供が描いたみたいな。もちろん子供が描けるような絵ではないのですが、例えば就学前の子供に象の絵を描いてってお願いしたら我々が望む象を描かないと思うんです。我々は絵本やテレビやなんかで絵で描く象というのはこういう感じというイメージを持っているんですが、小さい子はそうじゃないでしょ。頭の中にお手本とかなくて自由に描いてしまう。

スズキさんの絵にはそういう意味でのオリジナリティというか、言ってみれば原始に立ちかえったような感覚を覚えるんです。そういう意味での子供っぽさがあるのでスズキさんの絵はこれちょっとオレにも描けそうだなって勘違いしてしまうのですが実際には描けません、当たり前か(笑)。

ギャラリー・ヴィーはとても小さい所ですから原画が間近で見れます。そうすると今言ったようなスズキさんの凄みっていうんですか、そういう細かい手仕事が見えてこれは途方もない絵だなと。ちょっと買い求めたいな、でも金額を見て無理!って感じです(笑)。

でもとか言いながらやっぱオレも描いてみよう、って気にさせるのスズキさんの絵の素敵なところだと思います。絵に力がある。伝播力があるってことでしょうか。

でひとしきり見て椅子に腰掛けているとその小さなギャラリー・ヴィーに雰囲気のある方が入ってきまして、店主さんと話しをされているんですね。 思わず「絵描きさんですか?」と声を掛けたら、まさに絵描きさん。しかもスズキさんとお友達だという。気さくな方で貴重なお話を沢山聞かせてくださいました。

※ 以下、次記事「WAKKUN(涌島克己)さんとの会話」へ続く、、、

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