サマーソニック2018 大阪 2018年8月18日 感想 ~チャンス・ザ・ラッパー編~

サマーソニック:

サマーソニック2018 大阪 2018年8月18日 感想 ~チャンス・ザ・ラッパー編~

 

ホワイト・マッシブはモンキー・マジックに続いてサンボマスター。サンボは観たかったんだけど、ガチで観てるとオーシャン・ステージのチャンス・ザ・ラッパーに間に合わない。てことで少し離れたところで3曲だけ聴いて、オーシャンへ移動することにしました。でも遠くから聴いててもサンボは最高やね。ずっと叫んでずっと歌ってる。以前テレビで山口が「俺たちが皆の闇を食いつくしてやる」って言ってたけど、本気なんだもんなぁ。あまりの熱量に通りすがりの人も、なんだなんだって振り返ってたもんね(笑)。

で後ろ髪を引かれつつもメイン・ステージであるオーシャンへ。すでに舞台はセッティング済み。サンボに目を奪われていたから結構ギリギリだったけど、思ったほど混雑していなくて結構前へ行けました。う~、ドキドキするぜ~。同じ楽しみと言えども、ウォーク・ザ・ムーンなんかは素直にただ楽しみなだけなんだけど、ホントに好きな場合ってなんかドキドキしてくる。待ち遠しいんだけど、緊張してドキドキしてしまう。でもそういう気持ちがあるうちはオレも大丈夫かな(笑)。

なんて思っていると、YouTubeで何度も見たチャンスさんが転がるように飛び跳ねて来た!本物だ!スゲーッ!本物のチャンス・ザ・ラッパーだ!もうそれだけでしばらく感動~。いつもの3のキャップに赤のヘンリーネックTシャツ。Championのオーバーオールジャージがめっちゃかわいいぞ!

編成はキーボードの前に1人とクワイアが4名。トランペット1名にドラム1名の布陣。嬉しいね、ちゃんとメンバー揃えて来てくれてる。ドラムがプログラミングじゃなく生なものポイントやね。ライブではこれ結構重要やからね。始まりは『ミックステープ』。おぉ、チャンスさんの生ラップにまた感動(笑)。続いて『ブレッシングス』。やったー、コーラス一緒に出来たぜ!次は『エンジェル』。『エンジェル』は短かったぞ。ショートバージョンかな。中盤は数日前に公開した新曲群を早速披露。念のため予習しといて大正解だ。チャンスさん、しっかり煽ってゲストも登場したけど僕は???でした(笑)。

後半は再び『カラリング・ブック』から。『オール・ウィ・ガット』に『ノー・プロブレム』に『オール・ナイト』(←ノックスでも聴いたから、この日2回目!)のメドレー。ここは思いっ切り盛り上がったぞ(笑)。そろそろ時間かなと思ったら『サマー・フレンズ』。リリックは切ないけど、真夏のこの時間帯に聴くとやっぱ染み入りますな。そう、この次の『セイム・ドラッグス』の前だったか、僕ら観客の後ろに真っ赤な夕陽が沈みかけていてステージのチャンスさんが「後ろ見て」って。で振り返ったらホントに綺麗で。ここは舞洲だから僕たちの後ろはもう海だけ。視界を遮るものは何にもなくて大阪湾に真っ赤な夕陽が浮かんでいる…。その時のチャンスさんがまたいい表情してるんだ。もう全てオーケーだよって。何なんだよ、この肯定感はって(笑)。な訳で『セイム・ドラッグス』の最後のコーラス、「Don’t you color out / Don’t you bleed on out / Stay in the line, stay in the line / Dandelion」のところはかなりグッときました。

それにしてもチャンスさんよう喋りますな。もう喋り過ぎっ!何言ってるか分からん(笑)!でも何ていうのかな、この人はメッセージに溢れている人で言いたいことが山にように溢れてきて、だからいやいやチャンスさん、違う言語圏でそんな喋ってもよう分からんへんよってことではなくって、この人の態度とか表情で気持ちは伝わるし、そりゃ正確には分からないけどやっぱこの人は本気なんだなって。

でそんなこと言いつつも実は途中、僕自身も戸惑っていたところはあって、それはこのステージで起きていることが今まで経験したことがない感覚だったからで、一緒に行ってた友達が言ってたんだけど、これはゴスペルなんだと。「Hands up!」なんてのも要はそういうことで、通常のライブで手を挙げるのとはちょっとニュアンスが違うんだな。僕は教会には行ったことはないけど、そこには神父の話や聖歌や場合によったらゴスペルもあるし、別にフェスとか特別な事じゃなく普段の営みとしてそこにある。勿論この日はライブだからとことん楽しいもので教会とは全く異なるんだけど、単に感動して胸が熱くなるっていうのとは少し違う何かが確かにそこにはあった。勿論チャンスさんだって聖者ではないし、これだけの事をした人だからしたたかなところもあるだろうし、人を傷付けることもあっただろうし、そこはそりゃ当然なことなんだけど、とにかく人に何て言われようがここまで圧倒的なポジティビティや圧倒的な肯定感でやり遂げてきた。その真っ直ぐさを臆面のなさを多分僕はどう処理したらいいのか分からなかったんだな。そんな中、あの夕陽や『セイム・ドラッグス』の最後のコーラスでグッと来たのはもしかしたら僕の中でもある意味一つの了解があったからなのかもしれない。

それにしてもホント、チャンスさんはよく喋った。で喋りながら笑ってはる。気持ちは伝わるけど、やっぱ何言ってたのか知りたいね。誰かチャンスさんの言った事、全部訳してくれないかな(笑)。

しかしまぁ、魅力的な人やね。あんだけ英語で喋っときながら、観客がコーラスしたのが嬉しかったのか、跳び跳ねるように喜ぶんやもん。なんやその天然さは!めっちゃかわいいっちゅうねん!

最後は『ブレッシングス(リプリーズ)』。「あーゆーれーでぃ、ふぉーゆぉーぶれっしん、あゆーれでぃ、ふぉーゆぉーみりこー」のリフレイン。チャンスさんは言ってた。日本での初ライブ、導かれてここに来たって。そうやね、日本での初ライブやもんね。そんな日にここに居れてホント幸せっす!そういやチャンスさん、また来るって言ってたぞ!

 

Chance The Rapper  Setlist:
1. Mixtape
2. Blessings
3. Angels
4. Favorite Song
5. Cocoa Butter Kisses
6. Ultralight Beam (Kanye West cover)
7. 65th & Ingleside
8. Work Out
9. What’s the hook?
10. I’m the One (DJ Khaled cover)
11. All We Got
12. No Problem
13. All Night
14. Summer Friends
15. Same Drugs
16. Blessings (Reprise)

 

以下、ベック編へ続く。。。

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