旅する呼吸

ポエトリー:

『旅する呼吸』

 

私たちが呼吸をすると
その勢いで地球は自転をする
呼吸は西洋を旅し、
東洋へ向かい、
南方を巡り、
北極へ到達する

珍しく食卓に並んだ納豆の粘り気が
皮膚に食いつき
そのように思わせる思考の迷路を後押しする
にもかかわらず私たちはまだここにいる

私たち自身が描く環状線は瞬く間に脱線をして
夕暮れ山を背に片一方へずれている
軌道修正は自動修正
ありのままは地平線の彼方

旅をして
勢いで凌いで
精一杯戦ったんだなお前
その呼吸で分かるぞ
納豆の粘り気のある香り

 

2019年12月

金曜の夜は

ポエトリー:

『金曜の夜は』

 

夜の11時、駅のホームではみんな笑顔
今日は金曜日
懸命に働いた人も
ところどころ怠けた人も
上手くいった人も
何にも変わらない人も
今週もちゃんと生きました

満天の星空見上げ
ホーム全体にご機嫌な音楽が流れたらいい
イカしたギターリフとかさ
そしたらみんな思い思いに
千鳥足でステップ
好きなあの子と今日はあまり話せなかったけど
目を合わせて踊るんだ
手を叩いて笑うんだ

さあ、終電が来たよ
酔いが醒めてすっかり青くならないように
名残惜しく手を振って
おやすみなさい
また来週

 

2016年2月

Mechanical Bull/Kings of Leon 感想レビュー

洋楽レビュー:

『Mechanical Bull』(2013)Kings of Leon
(メカニカル・ブル/キングス・オブ・レオン)

 

今年も色々音楽を聴いて、最近で言えばビッグ・シーフやボン・イヴェールにハマったりして、それらは別に小難しい音楽ってわけじゃないけど、簡単にスッと入ってくるようなもんでもないので、聴いている時は割と脳みそがワサワサと立ち働いている。そこへきてステレオフォニックスの新譜を聴いたりなんかした日にゃ、「これだよこれ!!」と『いだてん』の嘉納治五郎の如く膝を叩いてしまうのだが、このキングス・オブ・レオンもそんな膝を叩いてしまうバンドの一つだ。

ロックと言っても最近は色んな要素がごちゃ混ぜだから、純粋にバンドだけで勝負しようなんてのは稀でフォニックスとかキングス・オブ・レオンなんかはホント希少価値。最近はややこしい音楽に耳が慣れてしまっているから、キングス・オブ・レオンを聴くとあまりの音の少なさに驚いてしまうが、ただ何回も聴いてるとそれが心地よくて心地よくて、でまたこれが飽きない。結局バンドとしての一体感というか彼らはバンドにとって一番大切なものを持ち得ているということなのかもしれない。

とか言いながら僕がキングス・オブ・レオンを知ったのはグラミーを獲った4thアルバム『オンリー・バイ・ザ・ナイト』(2008年)の頃で、ただその時は試聴したりパッケージを手に取りかけたりはしたんだけど、実際はその大げさなサウンドにこりゃ小じんまりしたU2だなという印象を持ってしまい、伸ばしかけた手を引っ込めた経緯がある。てことで本作のリードトラックである#1「Supersoaker」を聴いた時には驚いた。なんだこの軽快さは。同じバンドとは思えない身軽さがあるではないか。

この時点で(2013年)キャリアは丁度10年ということでベテランという訳ではないが、なんか余裕たっぷりというか迷いがないというか。ただ調べてみると、ここに至るまで結構紆余曲折があったみたいで、それらを突き抜けて辿り着いた先が今作ということのようだ。

それにしても軽快だ。最初にかかる#1「Supersoaker」だけじゃなく、アルバム屈指のロック・チューン#5「Temple」にしても感動的な#8「Comeback Story」にしても全くベタつかない。#8「Comeback Story」にはストリングスが入ったりもするけど、それもほどほどで、むしろ遠慮がちだから余計心に響く。『いだてん』まーちゃん風に言うと「グッとくるじゃんね~」って感じだ。

僕が割と信頼している洋楽サイトで2010~2019年のディケイド・ベスト・アルバム50という企画があってそこに下の方ではあるんだけどこの『Mechanical Bull』が選ばれていた。記事を読むと今最もライブが素晴らしいバンドのひとつだと書かれていて、やっぱこのアンサンブルはバンド力なんだと。海外じゃ大物なんだけど、日本じゃそんな人気ありそうじゃないから来日は望み薄だけど(今更ちっちゃいライブ・ハウスでやるバンドでもないからね)、来日したら是非観に行きたいバンドの一つだ。

 

Tracklist:
1. Supersoaker
2. Rock City
3. Don’t Matter
4. Beautiful War
5. Temple
6. Wait for Me
7. Family Tree
8. Comeback Story
9. Tonight
10. Coming Back Again
11. On the Chin

(Bonus Track)
12. Work On Me
13.Last Mile Home

ボーナス・トラックもいいぞ!!

Kind/Stereophonics 感想レビュー

洋楽レビュー:

『Kind』(2019)Stereophonics
(カインド/ステレオフォニックス)

11作目のオリジナル・アルバム。今回はいたく地味~なアルバムです。しかしこのいたく地味なアルバムがまたしても全英1位だそうでこれで8作目の全英№1!なんかよう分からんけど相変わらず英国では物凄い人気です。僕もフォニックスは大好きだけど、8回も1位になるかねっていう(笑)。日本で言えばB’zみたいなもんでしょうか。

前回の『Scream Above The Sounds』(2017年)がこれぞフォニックス!というような力作だったのに対し、今回はものすご~く力が抜けています。期待するようなロック・チューンは冒頭の「I Just Wanted the Goods」ぐらいなもんで、あとはもうケリー・ジョーンズが鼻歌まじりにポロ~ンと弾いたような曲ばかり。けどこのポロ~ンと弾いたような曲がちゃんと目鼻立ちがはっきりとしていて簡単には聴き耳を離さない。これがケリーの声であり、ソングライティングであり、バンドの地力なんでしょうな。

落ち着いたテンポの曲が多いとはいえ、ゴスペルもあるし(#3「Make Friends with the Morning」)、カントリー調もあるし(#8「Street of Orange Light)、白黒テレビから流れてくるような古い意匠を纏った曲もあるし(#10「Restless Mind」)、勿論いかにもフォニックスなだんだん盛り上がってくるバラード(#5「Hungover for You」)や泥臭い曲もある(#2「Fly Like an Eagle」)。ちょうど折り返しの6曲目でディスコ調のダンス・ナンバー(#6「Bust This Town」)を入れてくるのも効果的。スロー・ソング主体といえど全く単調にならないのは流石だ。

僕は夜遅くに耳にイヤホンを突っ込んで音楽を聴くことが多いので、日によってはそのままウトウトして、半分寝てしまっていることがある。けどこのアルバムはスロー・ソング主体なのに一気に最後まで聴けてしまう。それはさっき言った全体の流れに動きがあって飽きさせない工夫がしてあるというのもあるけど、リリックがね、やっぱり肩肘張ってないリリックが大きいかも。

生活の延長線上にあるリリックというか、それこそ風が吹いてくように耳にスッと入ってくる。トータル時間42分強。音楽を聴いて特別な時間を過ごすというのではなくて日常の暮らしに溶け込むような音楽。だから時間なんか気にならないのかもしれない。

国内盤には歌詞カードが付いていて、ちゃんと英詞と訳詞を並べてくれているのが嬉しい。ただラーナーノーツというか解説の類は一切ない。他に理由があるんだろうけど、今さら言うことないということなのかと笑ってしまった。

 

Tracklist:
1. I Just Wanted the Goods
2. Fly Like an Eagle
3. Make Friends with the Morning
4. Stitches
5. Hungover for You
6. Bust This Town
7. This Life Ain’t Easy (But It’s the One That We All Got)
8. Street of Orange Light
9. Don’t Let the Devil Take Another Day
10. Restless Mind

Walls/Kings of Leon 感想レビュー

洋楽レビュー:

『Walls』(2016)Kings of Leon
(ウォールズ/キングス・オブ・レオン)

 

思い起こせば、このアルバムが家に届いたのは2016年の年末の押し迫った頃。早速ミニコンポに放り込んで聴いてみたら、笑ってしまった。なんだよ今ごろって。それはまるっきりいい意味で、つまりそろそろ今年のベストはどれにしようかなんて思っているところにこんなキレのいい奴来ちゃったよっていう。そうそうキレがいいんだよなあ。と、調べてみたら2003年デビューで今回が7枚目ということでもう結構なキャリア。それでこれだけ瑞々しい作品を出せるんだから大したもんだ。

そういや前のアルバムは個人的に年間ベストに挙げたぐらいの気に入りようだったんだけど、実はそのアルバムが僕にとっての初キングス・オブ・レオンで、今思えば随分勢い余ってベストにしちゃった感が無きにしも非ずなんだけど、でも近頃じゃ聞かなくなった外連味のいいロック・アルバムだったのは事実で、僕にとってはとても新鮮だったんだな。で一応初めてだったからそういう感覚を得たと思っていたわけなんだけど、今回の新しいアルバムもまた同じように外連味よくて、ああやっぱこの人達はこういう人達なんだなあ、と。

ただ今回は長く一緒にやってきたプロデューサーから離れ、新しい人と組んだとのこと。ということで随分と新しい気持ちが入ったアルバムになっていて、なるほど、このフレッシュさはそういうところからも来ているのかもしれない。ついでに言うと無理しちゃってるアルバム・ジャケットがちょっと恥ずかしいぞ、おい。

取り立ててどうということもないんだけど、この4ピースでガッと行ってしまえる強みはやっぱ特別な何かを持っているということ。ピアノとかストリングスで盛ること無しに一気に聴かせてしまう力技。でもガレージとかパンクの強引さとは違うスムーズな触感。一方でザラザラとしたロック特有のいたたまれなさというのが滲み出てくる。そこにはいいメロディを書くソングライティングとケイレブの喉に何か詰まったようでいて、よく届く声の力が大きい。どこか抜けたような親近感もいい。

前半のキャッチーな曲だけでなく後半のややテンポを落とした曲も聴き耳をそらさないのは流石。兄弟バンドならではの継ぎ目の無さもあるのだろうけど、取り立ててどうということの無いこの4ピースが出すサウンドには何故か説得力がある。欧米各国で1位を獲得したのがその証し。

 

Tracklist:
1. Waste A Moment
2. Reverend
3. Around The World
4. Find Me
5. Over
6. Muchacho
7. Conversation Piece
8. Eyes On You
9. Wild
10. WALLS

応答してよ

ポエトリー:

『応答してよ』

 

はしからじゅんに君の声をたしかめて
(はこをあけて私の声をたしかめて)

いまだきこえず
(きこえたかなぁ)

 

むりをして
(せのびして)

せいいっぱいの仮名手本
(かたほうだけの仮名手本)

ぼくの声はとどいたのかなぁ
(ほんとのきもちいまだきこえず)

 

2019年4月

『黄昏の絵画たち~近代絵画に描かれた夕日・夕景~』感想

アートシーン:

『黄昏の絵画たち~近代絵画に描かれた夕日・夕景~』神戸市立小磯記念美術館 感想

夕方。夕暮れ。日暮れ。薄明。黄昏。これらは全て日が落ち始めた頃合いを表す言葉です。辞書を引くともっと沢山の言い方があるようで、古今東西、太陽が沈み始めるこの時間帯には人それぞれの感じ方があって、それもその時々によっても微妙にニュアンスが異なるという不思議な時間帯です。

電気がない時代はそれこそ日が暮れることが一日の終わりを告げる合図であり、ぐずぐずしているとあっという間に世界は闇に閉ざされてしまいますから、外にいる人は帰り支度をし足早に家路を急ぐ。現代でも夕暮れ時は時にせつなく、時に暖かな感慨をもたらしますが、古い時代の人々にとってはもっと生活に根差した時間帯だったのかもしれません。

というわけで、夕暮れ時は絵描きにとっても非常に感心のあるテーマ。特別展のテーマになるほど数多くの作品が、様々な角度から描かれ観賞されてきました。もしかしたら今までにも夕暮れ時をテーマにした展覧会はあったのかもしれませんね。

『黄昏の絵画たち』展では印象派が活躍した19世紀後半の海外の作品や、同じ頃の日本、明治期から大正期の作品が主に展示されています。最初のフロアが海外の作品。二つ目のフロアが日本の作品になります。

嬉しいのは日本のフロアに明治期の木版画が多数展示されていたこと。ここで瀬川巴水や吉田博の作品が見られるとは思わなかったので嬉しかったです。日本のフロアには木版画の他にも水彩画や日本画もあり多種多様。とても興味深かったです。

色々な夕景が描かれていますが、私が好きなのは赤みがかった割りと早い時間帯の夕景。それも初夏がいいですね。何かいい気分になります。冬は暗みが強くて悲し過ぎます(笑)。

ここに展示されている夕景を観て自分はどういう頃合いが一番好きなのか、そして何故自分はそれが好きなのかというところへ思いを馳せてみるのも面白いかも。自分では気付かなかった自分の新しい側面を発見出来るかもしれません。

小磯記念美術館にはもうひとつフロアがあって、そこにはその名の通り小磯良平の作品が展示されています。油絵から水彩画、写実からキュビスムまで幅広い画風に圧倒されます。今回展示されていた八千草薫さんの肖像画は綺麗だったなぁ。

小磯記念美術館。私は勝手に小ぢんまりとした美術館だと思っていたのですが、いやいや、とても立派な美術館です。フロアも広いし展示数も沢山あって、私は開館の10時頃に入ったのですが、全て見終わったのが13時30分頃でしたか。それも最後の方はお腹がすいたのでかなりの急ぎ足。それでなんと入場料800円ですから、何気にすごい美術館です!!興味のある方はしっかりと腹ごしらえをしてのぞんで下さいな(笑)

Eテレ『日曜美術館 秋野亥佐牟 辺境の向こう側を見た男』感想

TVprogram:

Eテレ『日曜美術館 秋野亥佐牟 辺境の向こう側を見た男』感想

 

勿論上手い下手はあると思うけど、前に出てくるのは描く人のエネルギーなんだと。絵を描くということ、そこの突端に全エネルギーを集中して描く。絵を見て圧倒されるのはやっぱり作者のエネルギーだ。

秋野亥佐牟(アキノイサム)さんはただ絵を描くのが得意なだけではなく、生きていくエネルギーに溢れた人で、世界中を旅したり石垣島で暮らしたりと、サバイバルしていく生活力にも長けた人。単純に体力がすさまじい。

若い頃はそのエネルギーを持てあまして、学生運動とか命を落としてもおかしくないところまでいったようだけど、ただそのエネルギーの持っていく先を見つけた、そのきっかけが日本画家でもあった母親であったというのは感動的だ。

その母とのインドへの旅で秋野亥佐牟さんは生きる道を見出だす訳だけど、それは人本来の生き方をするというもので、でその先に絵というものがあったということ。

ここはやはり天与の才というか、芸大に入って中退してっていうことがさらっと述べられていて、下地として既に絵を描く能力が備わっていた、加えて両親が著名な画家で経済的なあれこれを考える必要がなかったというのも大きいだろうし、こんなことを言うと身も蓋もないけど、生活を先ず考えなくても良かった、その前にやりたいことを出来る環境が才能も含めてあったということは事実だろうし、勿論その前提として人間力というか秋野亥佐牟さん自身の生きる力、圧倒的な前への推進力とポジティビティがあったんだと思う。

今もそのまま残されたアトリエには200を超える未発表作があって、膨大な文章も残しているし、何より腕が走って仕方がないというような作品の数々。溢れ出して仕方がないというような想像力があって、やはりこの人の体の中にはマグマのようなエネルギーが沸き立っていたんだなと思います。

番組に登場された奥さんやご子息、義妹さんたちの清々しさや聡明さを見ていると、その向こうに秋野亥佐牟さんが見えるような、息せききって旅をして、石垣島で海人になって、なったはいいものの魚を獲ることは二の次でそれでも地元の海人に愛されて、自分で建てた家のアトリエで静かに絵を描いている秋野亥佐牟さんがいるような、そんな気がしました。

兵庫県上郡町やたつの市へいつか訪れてみたいと思いました。

Two Hands/Big Thief 感想レビュー

洋楽レビュー:

『Two Hands』(2019)Big Thief
(トゥー・ハンズ/ビッグ・シーフ)

 

前作の『U.F.O.F』であれだけ激しい言葉を放っておきながら、間髪入れずリリースされた本作では自身をまるで空っぽの容器のようだと吐き捨てている。1曲目から「プラグを差して」だの「安定していない」だの挙げ句は「揺れながら歌う」だの、『U.F.O.F』と言った前作以上に地に足が着いていないじゃないか。

ところがサウンドの方はしっかりと地に足が着いているというか、前作が電気的な要素を加味していたのに対し、本作は純然たるフォーク・ロック。ほとんどが一発録りらしく、バンドとしての音像がより鮮明になっている。日本でこういうサウンドはなかなかお目にかかれないなぁ。

リリックの方は相変わらずよく分からない。最初に言ったように激情的な前作からは一変して、寄る辺なさが淡々と綴られている印象。空虚な自分、空っぽの自分に対するやるせなさ、そうしたものが綴られている気はする。と思ったが、本作の核となる#6「Shoulder」では空虚なはずの自分に宿る暴力性への気付きが語られていて、このバンドの持つ、というよりエイドリアン・レンカーの狂気が目に見える形で表に出ている。ので、やっぱ淡々とは言えないな。次の#7「Not」も相当激しいや(笑)。

その「Not」ではアウトロが長く取られていてバンドのグルーヴを堪能できる。けどちょっと長いけど。元々派手さのないバンドなので、そこを聴かせるということではないのだろう。ここは恐らく「~でない」と繰り返す歌の補完と捉えるべき。徐々に盛り上がっていくのがこの手の定番だとして、Big Thief はそういうやり方は採らない。初めから濁流のまま流れきる。

バンドには2つの傾向があるとして、一つは言葉を削っていく方法。最初に言葉ありきなんだけど、言葉を連ねずともバンドの演奏がそれを表現してくれることに気付く。でなるべく言葉で説明しきってしまわないやり方。もう一つはサウンドがなるべく言葉の邪魔をしないように心掛けること。よってバンドの演奏はギリギリまで削っていく。

どちらがどうと言うことではないが、この時点(『U.F.O.F』と『Two Hands』)での Big Thief は間違いなく後者だろう。かといってエイドリアン・レンカ―が突出している印象は受けない。Big Thief からはメンバー4人が連結しているような共同性を感じる。

ほぼ同時期に制作された『U.F.O.F』と『Two Hands』はそれぞれ天と地をイメージして作られたそうだ。なるほど、天は地に足が着かず両手は天に届かない。寄る辺ないはずだ。いずれにしてもテンションの高さは相変わらず。ソフトな日本盤ボーナス・トラックにホッとするのが正直な気持ち。

 

Tracklist:
1. Rock And Sing
2. Forgotten Eyes
3. The Toy
4. Two Hands
5. Those Girls
6. Shoulders
7. Not
8. Wolf
9. Replaced
10. Cut My Hair

 (日本盤ボーナス・トラック)
11. Love In Mine