ポエトリー:
「午睡」
喫茶店のカランコロンと共に
君が入ってくるのを夢見て午睡
気がつけば
カップの底がカチカチ音を鳴らして歩いています
同じように時、重ねた日々はそこになく
苦いコーヒーをかき混ぜても
泡立つはただ
カランコロンの響きのみ
カップの縁を時間がよろけるように歩いています
足を滑らせぬよう見守りながら
わたしの役目は眠るふり
2021年11月
ポエトリー:
「午睡」
喫茶店のカランコロンと共に
君が入ってくるのを夢見て午睡
気がつけば
カップの底がカチカチ音を鳴らして歩いています
同じように時、重ねた日々はそこになく
苦いコーヒーをかき混ぜても
泡立つはただ
カランコロンの響きのみ
カップの縁を時間がよろけるように歩いています
足を滑らせぬよう見守りながら
わたしの役目は眠るふり
2021年11月