グレイの空

ポエトリー:

「グレイの空」

 

在るはずの無い河を越えて夜通し歩く
食い違いのあること
準備の有る無しにかかわらず
空を切ったり
草を編んだりして
それでも
道行きの有る無しにこだわらず
一筆かかれば珠玉の名画
になりはしないかなどと
想いを巡らしてみたり

こんばんは皆さん
これがわたしの作品です

グレイの空は
残り湯でもかけたように
背たけが伸びた分だけ仄白く
まさかの呼びかけに応じることもなく
溢れるに任せる

 

2024年8月

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