ポエトリー:
「農夫の黄昏詩」
一度発話したことがある
黄昏詩と
思ってもみない方向から言葉が来たと
手拭いを懐に入れ振り向く表情も
黄昏詩だ
艱難に耐え
ようやくここまでたどり着いた表情に
いくら難しい言葉を当てようとも
それは黄昏詩
民族の歴史が
その手に凝縮されるのを
わたしは見たことがある
夕刻
田畑に流れ星は
どこまでも走る
2023年3月
ポエトリー:
「農夫の黄昏詩」
一度発話したことがある
黄昏詩と
思ってもみない方向から言葉が来たと
手拭いを懐に入れ振り向く表情も
黄昏詩だ
艱難に耐え
ようやくここまでたどり着いた表情に
いくら難しい言葉を当てようとも
それは黄昏詩
民族の歴史が
その手に凝縮されるのを
わたしは見たことがある
夕刻
田畑に流れ星は
どこまでも走る
2023年3月