ポエトリー:
『ひとり言』
天気がいい日に外に出掛けなくたっていい
あなたがいなくっても今日はいい日
心から嬉しいと思える日がたまにあって
それは得てして
いい事があった日じゃないことの方が多くて
それでも生きている喜びとか
あなたに出会えて良かったとか
ナイーブな人間になったりする時
それはそれで悪くない
公園で遊ぶ子供らを見て
あるいは慎ましやかな幸福を見て
それで心が満たされる日もあったりするのです
私とは関係のないところで世界は回り
知らぬ間に明日になっているのです
だからまあ
金輪際あなたの事は忘れてしまおうとかメンドくさいことは言わないで
なすがまま
あたり前に仕事に出掛け
日々の暮らしを続ける中で
いつもの馬鹿らしい私が顔をのぞかせるのが
ひとときの慰めになっているのだろうから
それはそれで良しとして
たまには空に向かって話しかけてみるんだ
私といた方が良かったのに
なんてね
2017年9月