その他雑感:
日本国内盤がないっ!!
ボーイジーニアスのアルバム『ザ・レコード』が素晴らしくて、 対訳の付いた日本国内盤CDを待っているのだけど、 今のところリリースのアナウンスはない。今年のベスト・ アルバム選ではほぼ間違いなく上位に来るであろう作品の日本国内 盤が発売されないというのはどういうことだろうか。 一方でシェイムの新譜は対訳付の国内盤が出ているようだ。 ローリングストーンズ誌の表紙を飾るほどのボーイジーニアスの国 内盤がなくて、 まだまだメジャーとは言えないシェイムがあるというのは何だかよ く分からない。
そういや昨年に出たウィルコのダブル・アルバムも結局、 国内盤のリリースはないままだ。 長らくウィルコを聴いてきたがこんなことは初めて。 同時期に出たフェニックスもそうだった。 この時もよりマイナーなルイス・コールやドライ・ クリーニングの新作は日本国内盤があったから、 結局名前のデカさは関係ないのかも。 単純に発売元の判断なのかもしれないが、 ウィルコもフェニックスも日本での発売元はワーナーミュージック ジャパン。非常な大手だが、 ウィルコやフェニックスといった大物ですらもう採算は取れないと いうことなのだろうか。
今時のサブスクは音質も悪くないし、 これからもどんどん良くなっていくだろう。 CDが無くてもそれはそれで構わないが、 日本語訳を読みたい派としてはちょっと困る。 ウィルコなんて対訳を読んでもよく分からないから尚更だ。
当然、歌詞も音楽の魅力の一つであるわけで、 歌詞がちゃんと読まれないのはアーティスト側としても大きな損失 。有料でいいからサブスクにも対訳が付くようになればいいが、 そんなことすると益々日本国内盤が売れなくなるし、 多分そんな手は取らないだろう。ていうか、技術的に可能なのか?
どっちにしろ’対訳がない問題’ についてはどこかに手を打ってほしい。 サブスクでも訳詞が付くなら、 オプション価格であっても全然かまわない。 最近は翻訳アプリの精度も良くなっているが、 いちいちコピペなんてしてられない。 同じように思っている人は結構いると思うんだけどな。