The 1975 At Their very best 大阪城ホール 感想

The 1975 At Their very best – Japan 2023 大阪城ホール 4月30日

 

4月24日から始まったThe 1975のジャパン・ツアー、東京、横浜、愛知と来て本日の大阪が最後になります。しかし凄いね、東名阪5公演のホール・ツアーを完売させるなんて。しかも当日は立見席も急遽用意されていました。大阪城ホール周辺にはThe 1975のTシャツを着た人があちらこちらにいる。こういう風景を見ると、気分も盛り上がりますね。

18時5分、ホール内にエルヴィス・プレスリーの『ラブ・ミー・テンダー』が流れ観客は総立ち。その後は映画音楽のようなのがかかってました。後から情報によると、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド作品のようですね。ジャパン・ツアーは例の大掛かりな家のセットではなく、シアトリカルな演出だという前情報があったので、ジョニーの曲もその一部と化していました。とそこへマティ登場。大歓声です。腰掛けて早速ウィスキーみたいなのをあおります。おちょこではなかったのね。

大画面には「Atpoaim」の文字が。これも後情報ですが、「A Theatrical Performance Of An Intimate Moment(=親密な瞬間の劇場的なパフォーマンス)」の頭文字だそうです。最近バンドが公開しているショート・フィルムの名前なんだそう。

ライブの感想を大雑把に言えば、貫禄の大人なライブといったところでしょうか。こっちはマティの挙動不審さとか危なっかしさを折りこみですが、それとは真逆の安定のライブでしたね。ジャパン・ツアー最終公演ということでどっちに転ぶのかなと気にはしていたのですが、安定の方に転びました。多分、喜んでよいのでしょう(笑)。東京から始まって各公演でいろいろな顔をみせていたようですが、大阪はちゃんとした大人なマティでした。

バンドの演奏も安定感バッチリ、曲と曲つなぎも工夫されていてもう盤石ですね。今回は気のせいかアダムのギター・プレイが印象に残りました。アダムは前へ出てくるプレイヤーではないのですが、アレンジがいつもと違ったのかもしれませんね。アレンジと言えば、『Sincerity Is Scary』はオルガン風のキーボードが際立ってました。いつもと異なる曲の表情が出ていてとても良かったです。

ツアー・タイトルどおりのベリー・ベストな選曲だったのですが、個人的には女性ボーカルが加わった『About You』から『Robbers』の流れが良かったです。『I Always Wanna Die (Sometimes)』のクライマックス感も強く印象に残りました。この日のマティにおかしなところはなく(笑)、きちんとショーを全うしていましたね。ていうか歌が上手いのを再確認しました。今日も格好よかったです。いつもベラベラ喋るMCが少なかったのは残念だったかな。ちょっと前に要らん事を言った穴埋めか、『Guys』の「~Japan」のくだりだけを歌ったのには笑ってしまいましたが(笑)。

会場もすごく盛り上がっていてイイ感じだったと思います。僕はスタンド席の最後尾から2列目だったのですが、端っこのこの席でも皆テンション高くて、踊ったり騒いだり楽しんでました。もちろん僕もはしゃぎっぱなし、目いっぱい楽しみました。

今回は5公演だったので、大阪に至るまでの各公演の状況をTwitter上で読むのも楽しかったですね。まるっとThe 1975に浸ったⅠ種間の最後の締め、楽しい時間を過ごすことが出来ました。次はもうちょっと奮発してアリーナ席へ行こうかな。やっぱ近くで観たいぞ!!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)