はいはい、そういう人ね、に対するリベンジ

「はいはい、そういう人ね、に対するリベンジ」
 
 

先日アップした『TIME OUT!』でこのブログでの佐野のアルバム・レビューも残すは80年代の作品のみとなった。ブログを始めた当初にその時点での最新作から遡ってのレビューを始めたのだが、もっとスイスイ進んでいくはずが結構な時間がかかっている。この分だといつ終わるか分からないが、誰に頼まれたわけでもなく好きで書いているので、多分これからもこの調子だろう。

過去に書いたものを読んでいると、肩に力が入っていて今ならもう少しうまく書けるのになぁとも思うのだが、それはそれでその時の記録だし、何よりありがちな批評ではなくちゃんと僕なりの視点を持てていると思うので、​これは​そのままにしておきたい。てことで昔の作品のレビューの方がこなれた感じになっていくという不思議な現象になってはいるが、まあいいなんにしても好きなことを書くのは楽しいものだ。
 
僕は思春期でもないのにいまだに人に佐野のファンだと言うことに抵抗がある。二十歳前後の頃、僕の事などロクに知らないくせに、佐野ファンだと言うと「あぁ、そういう人ね」みたいなことを言われたのをずっと引きずっている。2、3年前にも似たようなことがあって、だから嫌なんだと改めて思った。
 
このブログの三本柱は拙い自作詩と洋楽レビューと佐野元春。ブログを始めた理由は色々あるけど、佐野についてはもしかしたら二十歳前後の時に受けたこの仕打ちへのリベンジという意味合いどこかにあるかもしれない。僕自身に降りかかった誤解も含め、レジェンドと言われる割には音楽自体があまりにも知られていない佐野元春という稀有な音楽家のことを出来る限り誠実に発信していきたい。大げさな言い方になるけど、もしかしたらそれは佐野に対する僕の恩返しかも、なんて思っています。
 
最近じゃ、佐野のこと「誰それ?」って人が思った以上に多いから(笑)
 
 

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