マスク越しの恋

その他雑感:
 
「マスク越しの恋」
 
 
先日、帰宅時に会社近くの交差点で信号待ちをしていると、同じ会社の女性が立っていて、何度も喋ったことある人なので声かけようかと思ったのだが、マスクして目しか見えないし、私服の感じもよく知らないし目元だけで判断するのはちょっと自信がないなと、近くまで行って声をかけるのをやめた。なんだオレ、怪しい人じゃないか。
 
会社の人間は毎年そんなに顔ぶれが変わらないからいいとして、学校やなんかだと去年の春は休校だったし、始まってもやれリモートだやれソーシャル・ディスタンスでまともに会話できず、同じ学校でもお互いの顔をよく知らないまま過ごすという状態が続いていそうで、いやいやそんなことないよ、子供たちは結構仲良くやってるよ、という声もあるかもしれないけど、身近な人はそうだろうけどすれ違いざまで顔を覚えるなんてことはあまりないような気はする。
 
ということで若者たちの間で、惚れたはれたの機会が随分と減っているのではないかと、勝手に心配したりしている。十数年後には既婚率が減ってマスク世代なんて言われるかも。
 
ところで、個人的にはマスクをしていると女の人が綺麗に見えるのだが、逆に女の人から見ればどうなのだろうか。もしお互いそうであれば、かえって好きになる機会も増えるかもしれない。逆にはっきりと顔が見えないことで想像力も膨らみ自ずと盛り上がってしまいそうだし、結局なんだかんだ言って見た目重視だから、マスク越しで綺麗に見える、格好よく見えるという方が逆に恋愛促進効果があるのかもしれない
 
しかし、マスク越しに知り合って、マスク越しに話し合って、マスク越しに気が合ってっていう流れの中で、ようやく一緒に食事をする機会を持ち、その時に初めて顔を見合わすなんてのは結構ドキドキする話だ。あれ、なんか想像と違ったなっていうマスク落差もあったりして。そうなると、俺は見た目で判断してるのかと自己嫌悪、思春期であればそれはそれで落ち込みそうだ(笑)。中年の僕はもう関係ないけど、想像すると結構面白い。

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