アート・シーン:
WAKKUN(涌島克己)さんとの会話
※ 前記事(スズキコージ『チンチラカと大男』絵本原画展&作品展)からの続き、、、
その方は涌島克己さんといいます。もしかしたら愛称のWAKKUNの方が有名なのかもしれません。スズキコージさんとはほぼ同世代の方でして、スズキさんはもちろんのこと他にも多くの芸術家との交流をお話してくださいました。
ギャラリー・ヴィーにはWAKKUNさんの作品も置いてあったのでその説明を聞いたり、普段の活動なんかも面白おかしく話してくださいました。
失礼ながらとても愛嬌があって、僕なんかは割と人見知りする方なので見知らぬ人と話すのは苦手なんですけど、そういう僕でも気軽に話せるというか、色々お話を聞いていると人と人との繋がりがWAKKUNさんの中で大きな部分を占めているようだったんですけど、ひと時だけでもそのひとつに紛れこめたような気がして楽しかったですね。
本物の絵描きさんと話す機会なんてそうそうあるものではないので、不躾にも色々と、普段の自分の創作の中で思っていることとかも含めて、色々と質問させていただきました。
僕は詩を書いているんですね。僕の詩が詩と呼べるかどうかは別にして、詩は読むのも書くのも好きなんです。でいっぱい書いてきました。今も書きかけのものが沢山あります。読んだり書いたりしてきましたから自分で言うのもなんですがそれっぽい詩は書けます。でもそれっぽい詩はそれっぽいままで、いっぱい書いてきたからこそ自分に何が足りないかも分かってるんです。だからそういうことをですね、僕は詩を書いてますなんて言えなかったですけど一般論として、色々と質問をしました。
嬉しいことにその全てにWAKKUNさんは丁寧に、ご自身の経験談や友達の芸術家のことなどを交えてゆっくりと話してくださいました。そして僕が一番聞きたかったことの答えは僕が自分の中で持っているものと同じだったんですけど、やっぱりそれはね、理屈っぽい僕の中での話ではなく、その世界で何十年もサバイバルしてきた方の話として、やっぱりずっしりとくるものがあったんです。
僕は時々思うんです。詩を書いてて、あ、こういうことかもしれないって。ですぐそれは勘違いだと気付く、またしばらくすると、あ、こうかもしれないって。多分これからもそういうことの繰り返しかもしれないけど、何十年も絵描きとして生きてきた人の言葉として、それは何かはここでは言いません、ていうか言葉にできるものでもないので心の中にしまっておきますが、やっぱり変化はあったわけです。
で今回は個人的なことばかり書いてますが、ブログを始めた時に個人的なことを書くのはやめようと思っていたのですが、やっぱりこれは書き残しておきたいと。WAKKUNさんとお話ししてちょっと変化はあったかなと自分でも思うので。
ホントに人懐っこい方で最後はガッシリ握手してくださって、結局1時間以上は話し込んだと思います。WAKKUNさんは話すのも活動のひとつなんだよみたいなこと仰ってましたけど、人見知りする僕でもリラックスして話せる方なので、あぁホントにそうかもしれないって別れ際に思いました。
貴重な話を沢山聞けて楽しかったです。この場を借りてもう一度、WAKKUNさん、ありがとうございました。またお会い出来る日を楽しみにしています。